江戸風鈴

~えどぷぅりん~  東京下町に住む三毛猫姉妹の風と鈴

ねこと観葉植物

今日も一年前に 旧ブログの方で書いた記事です。
(一部加筆あり)

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最近では「タマネギ(ネギ科)中毒」を皆さんご存知で、タマネギ・ネギ・ニラ・ニンニクなどを気をつけることは常識化しつつありますが、意外とご存じないのが花束や観葉植物として好まれる花の中にも危険な物が多いということです。
ユリ科の植物は最も危険な植物のひとつで、球根はもちろん花粉や花瓶の水すらも危険です。


ゴージャスなユリは花束に入ることも多いですが、チューリップ、ヒアシンスもユリ科の植物になります。
テーブルなどに置いてある花瓶、窓際の小さな観葉植物にも注意が必要です。
テーブルに乗ったときに、テーブルに落ちている花粉の上を歩く・体が触れグルーミングで舐める、花瓶が倒れて水が掛かり舐める。
そして中毒を起こし最悪の場合は死に至ります。
ナス(ナス科)の葉や芽も危険ですが、都心にお住いだとナスの茎・葉などはそうそう縁が無いと思います。
でもトマトや、これからの時期のホオズキもナス科です。
ナスの熟した実の部分、トマトの赤い実の部分は大丈夫(無害)ですし「ナスやトマトに葉っぱなんて付いて売ってない」と思われるかもしれません。
ナスやトマトのヘタも葉っぱです。
ねこだけではなく犬にも食べさせちゃダメなのですが、手作りフードを始めたばかりの方などが、ちびトマをヘタ付きのままあげてしまったりすることがあるそうです。
(獣医師に体験談として聞きました)

先日、シキミ(葉)で愛猫を亡くされた方とお話をする機会が有りました。
仏事に使ったあと、目を離したほんの少しの隙のことだったと。
人間にだって有毒なシキミ(シイの実と誤食し亡くなる方も)、獣医師も何も処置をすることもできず亡くなってしまったそうです。

そのほか 梅・桃・桜・アンズなどのバラ科の未熟実や種(人間にも有害)、福寿草、藤、紫陽花の蕾、桔梗、金鳳花(クリスマスローズなど)、さくら草(シクラメンなど)、彼岸花(スイセンなど)、すずらん、さつき・つつじの葉・蜜、菊(マーガレットなど)・・・。


アロエは体に良さそうなイメージですが、下痢を起こすことがあるそうです。
カラー、ポトスなどのサトイモ科も接触で皮膚炎を起こすことがあります。
(人間でも皮膚の弱い方などは接触皮膚炎などあり)
実際に死亡例のある植物を簡単にあげてみましたが、猫に有害な植物は解っているだけでも700種類以上あるそうで、死亡はしなくても中毒を起こす植物はたくさん有りますし、死亡の報告が無いだけで死亡することが無いとは言い切れません。
中毒の症状ですが、接触かぶれ、嘔吐、下痢、呼吸困難、けいれん、興奮、昏睡、心停止などがあります。
回復しても腎機能に障害が残る事もあります。
そしてその場では何ともなくとも、数時間後や数日後に突然死することもありえます。


20090605-1.jpg

前回取り上げたアロマオイル(精油)の補足ですが、ねこは基本的に香水や香辛料などの強い匂いを嫌う傾向があるので、アロマオイルの原液やアロマポットなどに近づく事はほとんど無いと思います。
ですが、ウチの風のようにお風呂場が好きな子は飼主さんが半身浴などで数滴垂らしたアロマオイル、ディフューザで家中に充満した微かな成分を吸い続けたり、空気中に漂う微粒子が体に付着し舐める・・・
そしてその結果、ある日突然倒れ肝機能障害になることもあります。

重金属が体(器官)に蓄積するように、体内に蓄積され続け中毒を起こすレベルに到達したときに、ある日突然現れ死亡する事もあるのです。


20090605-2.jpg

もし使われる場合はオイルではなく、水溶性であるハイドロゾル(良質のもの)を選んでください。
フローラルウォーター(芳香蒸留水)は植物から精油を抽出するときにできるものですが、極微量の精油成分が含まれますし、オイルで香り付けされたものも有るので注意が必要です。
ハイドロゾルの成分も全てが解明されたわけではないので100%の保証はありませんが、今のところ報告は無いようです。

アロマオイルでは危険なラベンダーやカモミールなども、ハイドロゾルでは有効な場合もあります。


20090605-3.jpg

この写真は、スキムミルク+岩塩+カモミール(花びら)の入浴剤を咥えて持ち出そうとしたところです。

カモミールの花びらでの中毒等の報告は無いようですが、このように他の匂いで釣られて口に入れてしまうこともあります。


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2日連続で、長文&ムズカシイ話を載せましたが、頭の片隅にでも「ねこ飼いは植物や香り物には気をつけないと」程度にでも覚えておいていただけるとウレシイです。


コメント

植物類は、家ではまず飾ることがないですが
それでも、こういう知識は必要ですよね。
チビは、なにもいたずらしない子だったので
ポトスをずっと飾っていましたが、ポトスもダメなんですよね。
シクラメンも飾っていたし。

わらびさんに教えていただけることが多くて、とても助かります。
ありがと^^

★まきっころさま★

ワタシは匂い物が大嫌いなので、我が家でも花を飾ったり
アロマオイルどころか香水も使うことは無いのですが
シキミの葉で愛猫を亡くされた方のお話をお聞きする機会があって
毒があるのは分かってましたが、仏事で使い、まさか目を離した
ほんのわずかな隙に・・・。
少しでも皆さんのお役に立てればウレシイです(*´∇`*)

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わらび

わらび

ペットケアアドバイザー(愛玩動物飼養管理士)1級。保護ワン・ニャンの里親さま探しをしながら勉強を積み重ねてます。東京・川の手地区出身/在住。

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生まれたときから一緒の『風』を守る姉御肌で人間も大好き。
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2003年8月27日、残暑厳しい野外に兄弟達とダンボールに入れられ放置されてた風と鈴。
まだ離乳前のチビチビでした。
2003年7月30日を誕生日に。
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沖縄「80頭を救いたいプロジェクト」出身。反跳膝という疾患はありますが優しい、野菜が嫌いな草食系男子。
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08年8月に千葉県の動物愛護センターより引出し。曲がったままだった右後足の大手術を頑張りました。
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